Q:モデル化の関係上、大梁を分割したいと考えていますが、分割点に質量が考慮される以外に分割の有無で計算上の違いがありますか? A:大梁の非線形特性はM-θモデル(材端剛塑性ばね法)を用いており、梁のモーメント分布を逆対称と仮定して材端剛塑性ばねの2次及び3次剛性を計算しています。梁を分割した場合にはそれぞれの梁要素に逆対称モーメントを仮定することとなり、分割の有無でモーメントの仮定が変わるため、回転ばねの剛性が変わります。また、RCの部材については分割の有無でせん断スパン比変わるため、剛性低下率αyが変わります。
材端剛塑性ばねの分割の有無による影響の詳細については、構造解析TIPS(https://wp.me/pa0XVL-6K)、日本建築学会大会2017年8月「材端剛塑性ばね法を適用した構造解析モデルに関する検討」をご参照ください。

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