Q: ハンチのある骨組の剛域はどのように考慮されますか
A: RC造骨組では、材軸に対するハンチの傾斜角度θによって以下のように剛域を取り扱います。
①θ≦25°の場合
ハンチが無い場合と同様に、フェイスから材せいの1/4入った位置とします
②25°≦θ≦60°の場合
材せい(ハンチを含む)=材せい(ハンチを含まない)×1.5倍となる位置とします
③60°≦θの場合
ハンチの基点より材せい(ハンチを含まない)の1/4入った位置とします
※左右のハンチ差異、その他によって上に定めた点が2点以上同時に存在する場合には、剛とみなすことが出来る部分が大きい方を採用します。
参考資料:鉄筋コンクリート構造計算基準・同解説 2018(日本建築学会);P.91-92