Q. 柱梁の累積塑性ひずみエネルギーを確認する方法を教えてください。
A. 以下の方法で確認できます。
①csv出力による確認
※今後リリース予定のVersion3.19以降で確認できます(2021/3/8現在はVersion3.18が最新)。
※単位はkN・mです。
ファイル>データ変換出力>csv出力>解析結果>振動解析結果>大梁または柱
右側に「累積ひずみエネルギー」の列があり、部材ごとの累積塑性ひずみエネルギーの最終値が確認できます。
②lastファイルによる確認
※単位はN・mです。
i)全部材の合計値を確認したい場合
立体振動解析フォルダ>〇〇_last.csvにて「Energy」と検索していただくと
トータルエネルギーの最終値が確認できます。
各項目の意味は以下の通りです。
・Motion:運動エネルギー
・Damping:減衰エネルギー(内部粘性減衰)
・ViscousDamper:粘性ダンパーの減衰エネルギー(オイルダンパーなどの粘性系)
・HysteresisDamper:履歴ダンパーの減衰エネルギー(鋼材ダンパーなどの履歴系)
・Strain:ひずみエネルギー(累積塑性歪エネルギー)
・Input:入力エネルギー
累積塑性ひずみエネルギーは、ダンパー以外の部材であれば「Strain」の項目を、ダンパー部材であれば「ViscousDamper」または「HysteresisDamper」の項目をご参照ください。
ii)部材ごとに確認したい場合
i)で確認した項目の下部に「Beam」という項目があり、柱梁部材の符号ごとの累積塑性ひずみエネルギーの最終値が確認できます。
柱梁の符号名については、立体振動解析フォルダ>〇〇_expmodel.csv>「*Column」「*Girder」の項目をご参照ください。
③履歴出力による確認
※単位はN・mです。
履歴出力指定>時刻歴出力>トータルエネルギーにて、トータルエネルギーの履歴出力が可能です。
トータルエネルギーの内訳は、②lastファイルによる確認のi)と同じです。
(部材ごとのエネルギーの確認は未対応となっております。)